外貨預金-基礎講座-

高まる外貨預金への関心

外貨預金は、一般に、外国為替銀行に預ける外貨建ての預金のことです。1990年代、バブル崩壊の後、低金利時代となり、最近注目を浴びるようになっています。1998年には金融ビッグバンでの外国為替法改正により、国内のすべての銀行で取扱が可能となりました。簡単に言えば、日本の通貨を外国の通貨に換えて行う預金、ということになります。外国の通貨の代表的なものとしてはドルやユーロなどがあります。

はじめやすい外貨預金

こうした海外通貨を日本円で購入することで、為替差益を得ることができることになります。中心は「米ドル建て」ですが、最近では「ユーロ建て」も注目されています。基本的には日本の貯金と同じで、外貨の投資の中ではシンプルではじめやすいものです。他の外貨投資と比べても、外貨取引ははじめての人にも向いています。外貨預金だと、国内の預金に比べ高い金利が得られるというのも大きな魅力でしょう。

外貨預金は定期預金が普通

こうした、外貨預金での資産運用のメリットは既に多くの人に認知されています。外貨預金は、円高になれば為替差損を生むデメリットがあり、円安になれば為替差益を生むメリットがあります。こうしたメリットとデメリットも良く知っておくべきでしょう。外貨預金には、普通預金と定期預金がありますが、通常、外貨預金と言えば、定期預金を指すことがほとんどです。預け入れ単位は普通預金はドル建ての場合、1ドルからですが、定期預金は銀行によって異なり、10ドル以上、1000ドル以上、2000ドル以上、または10万円相当額以上などとさまざまです。

定期預金、普通預金のメリットとデメリット

定期預金は基本的に途中解約ができないので、満期日となって円に換える際、その時点で為替レートが有利に動いていると、為替差益が発生して利益を得られます。しかし、不利に動いていると、為替差損が発生してしまいます。 定期預金の期間は1ヶ月から1年が主流で、満期まで解約ができないか、できてもペナルティが課せられる場合が多いです。普通預金だといつでも解約できますが、定期預金に比べてかなり金利が低いので、為替手数料を補うのも困難なくらいになります。

為替手数料にも注意

また、円を外貨に交換する際、為替手数料が必要となります。この為替手数料は、外貨投資の中でも、外貨預金が最も高くつく、ということも知っておくべきでしょう。米ドルの場合、1通貨あたりの片道手数料が1ドル当たり 1円なので、往復2円ということになります。また、外貨預金は預金保険制度の対象外となります。このように、外貨預金でも、すぐに利益が得られるものではない、ということは頭に入れておくべきでしょう。